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2024年の主な天文現象



2024年の主な天文現象についてまとめてみました。 天文を題材とした行事予定にお役立ていただくと嬉しく思います。

流星の情報については、「日本流星研究会」内山茂男さん(千葉県柏市)にご教示頂きました。 また、惑星現象については主な部分を 相馬充さん(国立天文台)にご教示いただいております。 星食関連の予報は、比較的充実しております。流星や星食は、アマチュアが天文学に直接かか わることのできる数少ない分野ですので、多くの観測者の得られることを 期待しております。
何かご不明なことや修正すべき点にお気づきの方がいらっしゃいましたら、ご一報いただけますと幸いです。
(掲載:2023年4月1日)

過去の主な天文現象 /2023年2022年2021年2020年2019年


  節気・雑節(2024年1月〜2025年3月)
○二十四節気
2024年
 1月 6日 小寒
 1月20日 大寒
 2月 4日 立春
 2月19日 雨水
 3月 5日 啓蟄
 3月20日 春分
 4月 4日 清明
 4月19日 穀雨
 5月 5日 立夏
 5月20日 小満
 6月 5日 芒種
 6月21日 夏至
 7月 6日 小暑
 7月22日 大暑
 8月 7日 立秋
 8月22日 処暑
 9月 7日 白露
 9月22日 秋分
10月 8日 寒露
10月23日 霜降
11月 7日 立冬
11月22日 小雪
12月 7日 大雪
12月21日 冬至

2025年
 1月 5日 小寒
 1月20日 大寒
 2月 3日 立春
 2月18日 雨水
 3月 5日 啓蟄
 3月20日 春分

○雑節
2024年
 1月18日 土用
 2月 3日 節分
 3月15日 社日
 3月17日 彼岸の入り
 4月16日 土用
 5月 1日 八十八夜
 6月10日 入梅
 7月 1日 半夏生
 7月19日 土用
 8月31日 二百十日
 9月19日 彼岸の入り
 9月21日 社日
10月20日 土用

2025年
 1月17日 土用
 2月 2日 節分
 3月17日 彼岸の入り
 3月20日 社日

  惑星の暦 (2024年1月〜2025年3月)
[合,衝 は黄経基準、留は赤経基準]
2024年
 1月 1日 木星   留
 1月12日 水星   西方最大離角
 1月27日 天王星 留
 2月28日 水星   外合
 2月29日 土星   合
 3月17日 海王星 合
 3月25日 水星   東方最大離角
 4月12日 水星   内合
 5月10日 水星   西方最大離角
 5月13日 天王星 合
 5月19日 木星   合
 6月 5日 金星   外合
 6月15日 水星   外合
 7月 1日 土星   留
 7月 3日 海王星 留
 7月22日 水星   東方最大離角
 8月19日 水星   内合
 9月 2日 天王星 留
 9月 5日 水星   西方最大離角
 9月 8日 土星   衝
 9月21日 海王星 衝
10月 1日 水星   外合
10月 9日 木星   留
11月16日 水星   東方最大離角
11月16日 土星   留
11月17日 天王星 衝
12月 6日 水星   内合
12月 8日 火星   留
12月 8日 木星   衝
12月 8日 海王星 留
12月25日 水星   西方最大離角

2025年
 1月10日 金星   東方最大離角
 1月13日 火星   地球に最接近(0.64230au)
 1月16日 火星   衝
 1月31日 天王星 留
 2月 4日 木星   留
 2月 9日 水星   外合
 2月16日 金星   最大光度(-4.8等)
 2月24日 火星   留
 3月 8日 水星   東方最大離角
 3月13日 土星   合
 3月20日 海王星 合
 3月21日 金星   内合
 3月24日 水星   内合

  月の暦 (2024年1月〜2025年3月)
  新月     上弦     満月     下弦
2024年
                            1月 4日
 1月11日  1月18日  1月26日  2月 3日
 2月10日  2月17日  2月24日  3月 4日
 3月10日  3月17日  3月25日  4月 2日
 4月 9日  4月16日  4月24日  5月 1日
 5月 8日  5月15日  5月23日  5月31日
 6月 6日  6月14日  6月22日  6月29日
 7月 6日  7月14日  7月21日  7月28日
 8月 4日  8月13日  8月20日  8月26日
 9月 3日  9月11日  9月18日  9月25日
(中秋の名月 9月17日)
10月 3日 10月11日 10月17日 10月24日
11月 1日 11月 9日 11月16日 11月23日
12月 1日 12月 9日 12月15日 12月23日
12月31日

2025年
         1月 7日  1月14日  1月22日
 1月29日 2月 5日  2月12日  2月21日
 2月28日 3月 7日  3月14日  3月22日
 3月29日

  主な天文現象 (2024年1月〜2025年3月)

2024年
○ 1月 DESTINY+探査機の打上げ
JAXAと千葉工業大学によるミッションDESTINY+(デスティニープラス)探査機が、この1月に
イプシロンロケットにより打上げられる。探査機の目標天体は、ふたご座流星群の母天体である
小惑星ファエトン。
(2025年1月に延期となっています)
(2025年度に再延期となりました)


○ 4月 周期彗星ポン-ブルックスの回帰
周期彗星ポン-ブルックス(12P)が回帰し明るくなる。3月下旬から4月は4等級まで明るくなり、
肉眼で見えるようになる可能性がある。現時点の近日点通過は4月21日だが、近日点通過日は
ずれる可能性がある。

○ 4月29日 火星と海王星の大接近
29〜30日 火星(1.1等)と海王星(7.9等)が接近する。全地球的な最接近は、29日13時30分
で離角2.1’まで極端に接近するが、日本ではこの瞬間は日中で見られない。日本での観察の
好期は、その前後となる29日と30日の明け方。両惑星は光度差があり、海王星をすぐに見つける
ことは難しいかもしれない。この現象は2024年に起こる惑星同士の接近で最近となる。

○ 8月10日 スピカ食(1.0等)
上弦前の月(月齢6)がおとめ座の1等星スピカ(1.0等)を隠すスピカ食が好条件で見られる。
北限界線が東北地方を通する。全地球的には、スピカ食は2024年5月〜2025年11月まで起こる
シーズンとなる。

○ 8月12/13日 ペルセウス座流星群極大。 
三大流星群のひとつ。今年のピーク時刻は12日の23時頃になり、13日未明に60個/時程度の
流星が期待できる。

○ 8月14日 火星と木星の接近
おうし座で木星(-2.0等)と火星(0.8等)が接近する。全地球的な最接近は14日23時54分で
離角18.4’まで接近する。これは月の視直径よりも狭い大接近だ。日本では両惑星はちょうど
この時刻に地平出する。

○ 9月 MMX火星衛星探査機(JAXA)打上げ
日本のJAXAが主導する火星衛星探査計画MMX探査機は、この9月に種子島宇宙センターから
H3ロケットによって打ち上げられる予定。目標天体は火星の衛星フォボス。プロジェクトが
順調に遂行されれば、2025年8月に火星の周回軌道に入り、2029年9月に地球に帰還する。

○ 10月 大彗星の期待 新彗星 紫金山-アトラス
2022年2月に、紫金山天文台(中国)とATLASシステム(南アフリカ)により発見された新彗星(C/2023 A3)
が9月末から10月中旬に地球に接近して、0〜1等級もの明るさに達して、大彗星となる可能性
がある。地球に最接近する10/13前後には、北半球では肉眼でも夕方の西の空で尾を引く彗星
を見られるかもしれない。

○ 12月8日 土星食(1.0等)
上弦の月が土星(1.0等)を隠す土星食が好条件で見られる。見られる地域は沖縄から東北北部で、
北限界線が日本を縦断。北限界線上では、土星の一部が月に隠される部分食となる。

○ 12月14日 プレヤデス星団食
14日未明から明け方に満月前の月がプレヤデス星団に侵入する。全地球的には2023年〜2028年は、
プレヤデス星団食のシーズンとなる。2024年ではこの現象が好条件。

○ 12月25日 スピカ食(1.0等)
下弦過ぎの月がおとめ座の1等星スピカ(1.0等)を隠すスピカ食が、北海道を除く全国で見られる。

2025年
○ 3月5日 プレヤデス星団食
上弦前の月(月齢6)によるプレヤデス星団食。東日本では月没前にアルキオネ食(2.9等)が見られる。

○ 3月14日 皆既月食/ 日本では北海道・東北地方で部分食のみ
北米・南米で皆既月食。日本では、北海道・東北地方で全過程終了間際の部分食が見られる。
月は輝きを取り戻す過程で月の出を迎える(月出帯食)。関東以西では半影食の状態で月の出
となる。

○ 3月24日 土星の環の消失(環を真横から見る)
地球から見て、土星の環を真横から見る位置となり16年ぶりに土星の環の消失現象が起こる。
土星は合(3月13日)の時期に近く、観察条件は悪い。5月7日には環に日照が無くなる2回目の
消失が起こる。

  主な流星群 (2024年1月〜2025年3月)
1月4日 しぶんぎ座流星群極大。 
3大流星群の1つであるが、活発な出現は長く続かないので、年によって見え方が大きく変わる流星群。
放射点が高くなる夜明け前に流星が多くなる。2024年は、極大予想が日本時刻の4日18時頃で、日本
では多くの出現が期待できない。 

4月22日  4月こと座流星群極大。 
夜明け前に向けて放射点が高くなるとともに流星が増加する流星群。今年は、満月前の明るい月明かり
がある上にピークが22日の白昼になる。このため、22日未明、23日未明とも2個/時程度の出現であろう。 

5月 6日頃  みずがめ座η流星群極大。 
ハレー彗星を母天体とする流星群で、薄明開始直前に高速で長経路の印象的な流星が見られる。
ただし、日本では放射点が高くなる前に薄明となるため、出現は1時間余りしか見られない。今年は
月明かりがほとんどなく、10個/時近くの出現が見られそう。 

8月12/13日 ペルセウス座流星群極大。 
三大流星群のひとつ。今年のピーク時刻は12日の23時頃になり、13日未明に60個/時程度の流星が期待
できる。1日ずれるとほぼ半分の出現になるのが普通だが、2021年には通常極大から1日半後に予想外
の活発な出現があった。

10月21〜24日 オリオン座流星群極大。 
ハレー彗星を母天体とする流星群で、高速で印象的な流星が見られる。夜半から夜明け前にかけて
放射点が高くなり、流星数も増えていく。今年は下弦前の月明かりが邪魔をするため、見られるのは
5個/時程度であろう。 

11月上旬 おうし座流星群極大
おうし座流星群は南群と北群に分けられ、南群が11月2日頃、北群が11月12日頃に極大となる。極大は
シャープではなく活動期間が長い。両群合わせて4個/時くらいの出現であろうか。運が良いと火球
クラスのものが見られる。 

11月18日頃 しし座流星群極大。 
主要流星群の中では最も速く流れる流星群で、ゆっくり流れるおうし群との対比も面白い。放射点が
上がってくる夜半後に群流星が見られる。今年は満月過ぎの月明かりが邪魔をするので、見られる
のは3個/時程度であろう。 

12月13/14日 ふたご座流星群極大。 
年間最大の出現をほぼ一晩中見せる流星群。今年の極大は14日8時頃と予想されているので、14日
未明が最も多くの出現が見られるであろう。ただし、満月直前の明るい月がかなり邪魔をする。
14日未明に20個/時程度を見られるくらいであろう。 

12月22日 こぐま座流星群極大。 
放射点がこぐま座にあり、24時間沈まないため、一晩中観測できる流星群。今年は下弦の月明かりが
少し邪魔をする。また、極大が日本の昼間に当たっているため、2〜3個/時程度の出現というところ
であろう。 

2025年1月3/4日 しぶんぎ座流星群極大。 
3大流星群の1つであるが、活発な出現は長く続かないので、年によって見え方が大きく変わる流星群。
2025年は、極大が日本時刻の4日0時頃だがこの頃はまだ放射点が低い。月明かりもないので、
50個/時程度の活発な出現を期待したい。


※ 出現数は人工光害のほとんどないところでの大体の値です。月明かりを考慮して推測しています。 
※ 流星群のピーク時刻は全地球的なものです。実際には観測地の放射点の高度が重要です。 
※ 「12/13日」は「12日から13日にかけての夜」を意味します。

  主な彗星(2024年1月〜12月)
周期彗星串田の回帰
周期彗星串田(144P)が回帰し、北半球では好条件で観察することができる。串田彗星は、7.48年
の周期をもつ短周期彗星。近日点通過は1月26日で、7等級に達して双眼鏡で観察可能となるかも
しれない。

周期彗星ポン-ブルックスの回帰
周期彗星ポン-ブルックス(12P)が回帰し明るくなる。3月下旬から4月は4等級まで明るくなり、
肉眼で見えるようになる可能性がある。この彗星の公転周期は70.8年で、76年周期のハレー彗星と
よく似た特徴がある。現時点の近日点通過は4月21日だが、近日点通過日はずれる可能性がある。

周期彗星オルバースの回帰
周期彗星オルバース(13P)が回帰し望遠鏡での観察が可能となる。彗星は、北半球では7等台に
明るくなるのは6月初めころから7月末ころまで。近日点通過の7月1日頃には7.5等まで明るくなり
そうだ。この彗星もハレー彗星タイプの彗星。

大彗星の期待 新彗星 紫金山-アトラス
2022年2月に、紫金山天文台(中国)とATLASシステム(南アフリカ)により発見された新彗星(C/2023 A3)
が9月末から10月中旬に地球に接近して、0〜1等級もの明るさに達して、大彗星となる可能性がある。
地球に最接近する 10/13前後には、北半球では肉眼でも夕方の西の空で尾を引く彗星を見られるかも
しれない。新彗星の明るさは実際に来てみないとどの程度まで成長するか分からないことが多いこと
に注意。

  主な星食 (2024年1月〜2025年3月)
2024年
2月 5日 αSco=アンタレス(mag1.1)食
月齢25。白昼に南西諸島と関東地方の一部でアンタレス食が見られる。
明縁潜入/ 千葉:10h58m,那覇:10h31m
暗縁出現/ 千葉:11h07m,那覇:11h17m

5月5日 火星食(mag1.1) / 日中
白昼に新月前の細い月(月齢26)が火星(1.1等)を隠す火星食が全国で見られる。
潜入出現にはそれぞれ10秒程度を要す。
明縁潜入/ 札幌:12h17m,東京:12h11m,大阪:12h06m,福岡:12h00m,那覇:11h50m
暗縁出現/ 札幌:13h16m,東京:13h20m,大阪:13h17m,福岡:13h12m,那覇:13h05m

6月20日 αSco=アンタレス(mag1.1)食 / 日没前
暗縁潜入/ 札幌:食なし,東京:18h47m,大阪:18h30m,福岡:18h21m,那覇:18h12m
明縁出現/ 札幌:食なし,東京:18h58m,大阪:19h09m,福岡:19h12m,那覇:19h15m

7月25日 土星食(mag0.9) / 日中
下弦前の月(月齢19)が土星(0.9等)を隠す土星食が全国で見られる。日中の現象で公開天文台か
上級者向けの観察対象となる。潜入と出現にはそれぞれ30秒程度を要す。
明縁潜入/ 札幌:06h27m,東京:06h30m,大阪:06h26m,福岡:06h20m,那覇:06h22m
暗縁出現/ 札幌:07h27m,東京:07h24m,大阪:07h22m,福岡:07h20m,那覇:07h06m

8月10日 スピカ食(mag1.0)
上弦前の月(月齢6)がおとめ座の1等星スピカ(1.0等)を隠すスピカ食が好条件で見られる。
北限界線が東北地方を通する。全地球的には、スピカ食は2024年5月〜2025年11月まで起こる
シーズンとなる。
暗縁潜入/ 札幌:食なし,東京:20h25m,大阪:20h20m,福岡:20h13m,那覇:20h12m
明縁出現/ 札幌:食なし,東京:20h51m,大阪:20h52m,福岡:20h52m,那覇:21h14m

12月8日 土星食(mag1.0)
上弦の月が土星(1.0等)を隠す土星食が好条件で見られる。見られる地域は沖縄から東北北部で、
北限界線が日本を縦断。北限界線上では、土星の一部が月に隠される部分食となる。潜入と出現には
それぞれ 60秒〜120秒を要す。
暗縁潜入/ 札幌:食なし,東京:18h20m,大阪:18h22m,福岡:食なし,那覇:17h55m
明縁出現/ 札幌:食なし,東京:19h01m,大阪:18h46m,福岡:食なし,那覇:18h28m

12月9日 海王星食(mag7.9)
海王星食が全国で見られる。海王星の明るさでは暗縁からの潜入が観察可能。ただし、九州以南では
日没前で観察は難しい。潜入にはそれぞれ6〜8秒程度を要す。
暗縁潜入/ 札幌:17h35m,東京17h27m,大阪:17h16m,福岡:17h04m,那覇:16h50m

12月14日 プレヤデス星団食
14日未明から明け方に満月前の月がプレヤデス星団に侵入する。全地球的には2023年〜2028年は、
プレヤデス星団食のシーズンとなる。2024年ではこの現象が好条件。
アルキオネ食(mag2.9)
暗縁潜入/ 札幌:食なし,東京:04h04m,大阪:04h01m,福岡:03h59m,那覇:04h02m
明縁出現/ 札幌:食なし,東京:04h44m,大阪:04h49m,福岡:04h52m,那覇:04h58m

12月25日 スピカ食(mag1.0)
下弦過ぎの月がおとめ座の1等星スピカ(1.0等)を隠すスピカ食が、北海道を除く全国で見られる。
明縁潜入/ 札幌:食なし,東京:03h17m,大阪:03h11m,福岡:03h06m,那覇:03h06m
暗縁出現/ 札幌:食なし,東京:04h13m,大阪:04h14m,福岡:04h13m,那覇:04h15m

2025年
2月10日 火星食(mag0.8)
月齢11。火星食が北海道と九州北部の低空で見られる。潜入したまま月没する月没帯食。潜入には
20秒ほどの時間を要する。
暗縁潜入/ 札幌:05h16m,東京:食なし,大阪:食なし,福岡:05h32m,那覇:食なし

2月21日 πSco食(mag2.9)
下弦(月齢22)の月によるさそり座の頭部π星食が南西諸島を除く全国で見られる。
明縁潜入/ 札幌:02h48m,東京:02h45m,大阪:02h44m,福岡:02h44m,那覇:食なし
暗縁出現/ 札幌:04h08m,東京:04h03m,大阪:03h55m,福岡:03h42m,那覇:食なし

3月5日 プレヤデス星団食
上弦前の月(月齢6)によるプレヤデス星団食。東日本では月没前にアルキオネ食が見られる。
アルキオネ食(mag2.9)
暗縁潜入/ 札幌:23h09m,東京:23h32m,大阪:食なし
明縁出現/ 札幌:23h51m,東京:23h43m,大阪:食なし

3月21日 τSco食(mag2.8)
夜明け前に下弦前の月(月齢21)によるさそり座のτ星食が九州を除く全国で見られる。
明縁潜入/ 札幌:04h18m,東京:04h26m,大阪:04h24m,福岡:食なし
暗縁出現/ 札幌:05h25m,東京:05h18m,大阪:05h04m,福岡:食なし

  小惑星による恒星の食 2024年 好条件のリスト
M  D  h  m  Name            Dia(km) dur(s) dmag star              mag
01 07 20 53 (465)Alekto        76.6    3.5  7.1 TYC 0590-01033-1   9.1 好条件
01 09 29 14 (804)Hispania     140.6    9.8  3.4 HIP 33738          9.0 好条件
01 13 26 50 (4543)Phoinix      47.9    3.9  8.2 HIP 49381          8.7 好条件
01 17 20 33 (588)Achilles     147.0    9.4  4.5 TYC 1927-01883-1  10.4 好条件,トロヤ群
01 18 30 20 (1211)Bressole     41.6    3.7  6.9 TYC 0302-00440-1   9.6 好条件

01 29 26 07 (192)Nausikaa     107.0    8.4  3.5 FK6 4872           7.4 絶好
01 25 22 24 (7119)Hiera        45.7    3.1  6.9 UCAC4 572-030957   9.7 好条件,トロヤ群
02 03 20 02 (5254)Ulysees      60.3    5.2  6.7 TYC 2941-01200-1   9.4 好条件,トロヤ群
02 04 28 35 (714)Ulula         41.0    3.6  3.9 TYC 6716-00899-1  10.0 好条件
02 05 25 28 (497)Iva           45.3    3.3  6.2 TYC 1944-01849-1   8.2 絶好

02 09 23 24 (15440)Eioneus     49.2    3.7  6.7 TYC 0721-01535-1  10.4 好条件,トロヤ群
02 17 25 12 (117)Lomia        154.0   13.5  3.4 TYC 0275-00483-1   9.3 好条件
02 20 23 34 (112)Iphigenia     75.5    5.7  3.3 TYC 0833-00029-1  10.1 好条件
02 22 24 19 (776)Berbericia   121.3   16.6  2.2 TYC 2394-01260-1  10.4 好条件
03 11 21 40 (9)Metis          231.2   16.0  0.9 TYC 1875-02418-1  10.0 好条件

03 12 20 41 (65)Cybele        230.0    9.7  4.3 TYC 1254-00052-1   9.3 好条件
03 13 21 25 (397)Vienna        46.0    4.0  3.9 TYC 4883-00512-1  10.3 好条件
03 14 22 14 (619)Triberga      42.7    3.3  3.6 UCAC4 452-048633  10.2 好条件
03 19 21 53 (1731)Smuts        56.2    3.9  6.3 TYC 1321-01196-1   9.7 好条件
03 29 22 01 (37)Fides         112.0    4.9  3.3 TYC 1885-00260-1   8.6 絶好

04 10 21 35 (1585)Union        52.1    4.6  5.8 TYC 1392-00864-1   9.8 好条件
04 14 20 50 (5)Astraea        125.0    5.1  3.4 HIP 33890          7.9 絶好
04 17 19 38 (976)Benjamina     86.6    3.6  4.9 TYC 1334-01992-1  10.3 好条件
05 03 22 25 (607)Jenny         65.5    3.0  6.0 TYC 0793-01164-1   8.9 好条件,低空
05 18 24 57 (683)Lanzia       116.0   11.0  4.1 TYC 6841-01596-1   8.8 好条件

07 25 20 26 (439)Ohio          79.3    9.1  4.8 TYC 0414-01597-1  10.5 好条件
08 09 25 16 (5120)Bitias       52.5    3.9  9.5 HIP 115371         7.0 絶好,トロヤ群
09 10 24 02 (107)Camilla      237.0   25.7  3.8 TYC 0032-00518-1   8.9 好条件
09 23 27 51 (1284)Latvia       40.2    3.3  3.9 TYC 2399-01414-1  10.5 好条件
10 10 23 39 (2246)Bowell       52.1    3.3  6.4 TYC 0031-01157-1  10.1 好条件,ヒルダ群

11 02 27 10 (346)Hermentaria  110.0    3.8  2.8 TYC 0852-00079-1  10.2 好条件
11 16 27 56 (3200)Phaethon      5.0    0.24 4.2 UCAC4 647-018316  12.5 DESTINY+対象天体
11 17 24 04 (116)Sirona        75.5   13.9  2.1 TYC 1881-01355-1  10.0 好条件
12 10 25 52 (429)Lotis         70.3   10.5  4.4 TYC 0236-01043-1  10.1 好条件

   日付時刻: JST
   Dia(Km) : 小惑星の直径(Km)
   dur     : 継続時間(sec)
   dmag    : 減光等級

  変光星ミラの極大
2024年4月20日頃 この時期の観測は不適
 
  最遠と最近の満月
2024年
最遠  2月24日 21h30m 地心距離 40.592万km, 視直径 29.4'
最近 10月17日 20h26m 地心距離 35.737万km, 視直径 33.4' = スーパームーン
 
  月面X
上弦の頃に、明縁と暗縁の境界のクレーター(ブランキヌス,ラカイユ,プールバッハ 付近)
で「X」 の文字が浮かび上がることがあり、愛好家の間で「月面X」と呼ばれ近年人気があります。
掲載する日時はおよその中心時刻で、その前後1時間程度で観察できます。

2024年
 1月18日 19時20分頃  好条件
 3月18日 00時10分頃  好条件
 9月10日 22時40分頃  月没の頃

2025年
 2月 5日 18時10分頃  好条件


※ 出典,参考文献 日食と月食データブック 誠文堂新光社 Occultations by major and minor planets 2024 (Edwin Goffin) OCCULT Ver4.2023.3.10 (David Herald) IAU Minor Planet Center ウエブサイト Comet Prospects for 2024 (Jonathan Shanklin) 国立天文台暦象年表 ウエブサイト 協力: 内山茂男様 (日本流星研究会) 相馬充様(国立天文台)

更新履歴
2023. 4. 1/ 初版掲載
2023.10.25/ DESTINY+探査機打ち上げ予定の変更
2023.10.28/ DESTINY+探査機打ち上げ予定の再変更


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